温度センサーにおける具体例(#1 ご要求から図面作成まで)

あるお客様からのご要求は次の通りでした。

  • 室内の温度・湿度を測定したい。
  • データはスマホで確認したい。
  • 機器そのものにも現在のデータを表示して欲しい。
  • 費用はミニマムで見積して欲しい。
  • そのための提案と試作を行ってほしい。

当社からの返答は次の通りです。

  • 温度・湿度に加え、気圧も同時に測定できるCPのよいセンサーを選定します。
  • iPhoneやAndroidのネイティブプログラムを作成すると費用的に高額となるのでWEBでの表示とします。スマホやタブレットに加えパソコンからの確認も可能です。
  • 通信は、既存の社内Wi-Fiが使用できるとのこと、そちらを用います。
  • 機器そのものに小さいディスプレイで表示します。ただし価格を考慮し英語表記とします。
  • 試作はまずブレッド上に配線し動作確認を行い、この時点でセンサー側の仮ソフトを組み込みます。次に生板に配線して新たにソフトを組み込みます。
  • 日数としてはブレッドボード上での動作確認までが3日、生板への配線が3日で、最終の動作確認が2日です。
  • 費用は、材料費実費(今回は約5千円)に加え、今回の場合は5万円です。

試作について合意し、その後の取り扱いについては、試作を評価してもらった後となりました。まずは図面を次の通り描き、お客様には業務着手の連絡です。

ボタンを一つ設置し、2秒の長押しをするとWi-Fi設定が行えます。設定はSmartConfigで行います。1.8インチの液晶で状況は分かりますが、併せてLEDにおいても状況が分かるようにします。

今回はここまでの記載です。

次回はこちらからどうぞ。